スコールが降る前に

趣味はミニマリスト本を読んで捨てモチベあげること。

海外ドラマ This is us

アメリカドラマのThis is usのシーズン1をだいぶ前にAmazon Primeで見たあと、シーズン2以降が配信されていないので忘れていた。
ちょっと前に気づいたら、シーズン4まで配信されていたのでコツコツ見ている。

ストーリー展開が面白くてやめられない。

シーズン1からの各エピソードの基本は、現在(シーズン1で主人公たちが36歳のところ)と、過去(どのタイミングからはバラバラ)が交互に現れ、過去の思い出や出来事が現実に影響を及ぼしたり、主人公たちに勇気や希望(や逆の作用)を与える、と言った形になっている。

前にだいぶハマっていたLOSTもそんな感じだったなぁと思うけれど、それと大きく違うのが家族の話なのでメンバーが固定されている点。
過去には、パパとママと三人の子供(ケヴィン、ランダル、ケイト)がいるのに、現在にはパパがいない。
明らかな空白があるのに、その空白には触れることなくエピソードが進むので、続きが気になってやめられなくなる。
さらにその空白が埋まった後も、嫌なことが将来起きそうな予感を挟んできて、離脱させるものかという脚本家のやる気に引っかかってしまう。

ちょっとした引っ掛かるセリフがものすごく上手い。
例えばシーズン4で、ある男の子に母親がかけるセリフに引っ掛かる。あれ、ちょっとそれはあなたの仕事じゃないの?とその母親に対して思う。しかもその母親は良い人で円満な家庭に見えるのに、そのセリフだけが何かそぐわない。
で、その違和感はその回の最後に回収される。ネタがわかると、先程のセリフもなんの違和感もなく全てがあるべきところにはまる。<
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この違和感と、それの回収、というのが繰り返しが中毒性があり、早く答えが知りたい思いで、次のエピソード再生がやめられない。

日本のドラマは話数が短すぎてメンバーを把握して馴染んできた頃、終わりになってしまうので、日本のドラマも人気が出たら最低1シーズン24話くらいでやってもらいたい。

Hair scarfの話

前回書いた注文したヘアースカーフが届いた。 takenokago.hatenablog.com 大概中国から送られてくるので送料はかからないけど日数は微妙にかかる。今回は手元に届くまで10日。
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洗い替えも含めて3個柄違いで大人買いした。
若干チープ感は否めないけれど、自宅着用なのでまぁ問題ない。3個で1000円ちょっと。届いたのはこんな感じ。
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被ってみると、若干愉快な海賊感が出る(多分飾りのびらびらのせい)。
まぁこの国ではスカーフかぶっている人も多いので、意外と違和感はない。外も、周りに気にされずいけると思う。

色んな民族や人種、宗教の人が混ざって暮らしているこの国では、深い部分での差別等はあると思うけれど(ニュースサイトでも関連記事をこの前読んだ)、raceが違うことや、服装等でジロジロ見られることはないので、その辺は日本に比べて楽だなと思う。
他人の見た目に対する関心の無さレベルが高いので、ゆるっとしていて暮らしやすい。
ただこれは黙っていたら日本人は、マジョリティraceに見えるからかもしれないけれど。
学校やとあるグループなど何か相互監視がもっと厳しいところでは、外国人には見えないまた別の光景があるのだろうなぁとは思う。

病気の話 3

今まさに現在進行形で悪化している円形脱毛症。人生マックスで悪い状態になっていて、家中に毛が落ちていて本当にうんざりするし、精神的にダメージがでかい。

トップカバーのウィッグじゃ隠しきれず、フルウィッグを買うことにした。
日本のものを買おうか悩んだけれど、在宅ワークだしそれほど誰にも気にされないだろうということでLazadaで買ってみた。安い。
中国から送られてくるので日数はかかるが、送料は100円もかからない。どうなっているのか。 1個1000円もしないで買えるので、ヘアバンドとセットになっているものと、ボブのもの3個を購入。トータルでも5千円しない。
1個は色が違っていたので返品。地元の駅ロッカーで返品ラベルの印刷、投函までできてめちゃくちゃ簡単だった。ロッカーに入れたらすぐにSMSにプロセス開始の連絡が来た。その辺凄い。

家にいるときはウィッグ外したいけど、さすがにそのままで過ごしていると見映えが悪いし、鏡に映る自分にうんざりするということでヘアバンドを着用している。
頭頂もヤバくなってきたので全頭覆えるのがいいなーと思い、これもLazadaで探したら、流石にヒジャブとかをつけている人も多い国なので、hair scarfで探すと色々出てきた。オシャレで面白い。色々見ながらヒジャブ感は流石にやりすぎかなと思い、マイルドな感じのものをいくつかこちらもまとめ買い。中国の税関で時間がかかっているけれど、届くのが楽しみ。

治療としては、急速に悪化しているとのことでステロイドの筋肉注射をした。
副作用が心配になったけど、お腹空きやすいだけだから!と言われて、それだけか??と思いつつも英語で追求するのがだるくなったので、成すがまま打たれた。
一応2週間で薬剤は排出されるので、そこまで影響は出ないはずと言っていたけれどどうだろう。

ひとまず現在注射後4日、枕につく抜け毛が減ってきているので効果が出てきたのかもしれない。(もしくは抜ける母数となる髪自体が減りすぎているか)
気になる副作用の実感もない。よかった。

ワクチンと脱毛の影響(同病者より)

はてなブックマークでたくさんコメントがついていたブログ

ameblo.jp 読んでみたけれどワクチンへの姿勢とかが、個人的に好きなタイプだった。
反ワクチンな訳でもないし、きちんと診察も受けていて、その上で自分の病状をきちんと観察している。ちなみについてるアメブロのコメントは微妙なもの多いな、、と思った。

前回、中国伝統医学での治療をやめた話を書いたけれど、そのあと、今までにないくらい悪化していて、今も続いている。

takenokago.hatenablog.com

私生活で色々あったストレス等のせいかなとも思っていたけれど、このブログを読んでワクチンの影響もあるのかなとチラッとは思った。
ワクチンはファイザーのを6/4に1回目、7/7に2回目を打った。

ただ、これを即、副反応と考えていいのかは、ちょっと保留だなと思う。特に私の場合、元々症状があったわけで。
何か不調や問題があって、後からその時期に何かやらなかったかを考えてみたら大体その頃にワクチン打ってたわ、というのはHPVワクチン等の副反応問題でも近いものがあったと思うし、そこに結びつけすぎるのもよくないと思う。

かなりもう接種数が多いはずなのに、英語で検索してもCOVID自体の影響としては出てくるけど、ワクチンの副反応としては出てこない。

ただ、情報として共有してくれたことは非常にありがたい。この方の症状が改善され、何か情報が得られることを願っている。あとやたら美人だなとも思った。

で、ブクマコメントも容姿とか、ポジティブな姿勢とかに対するコメントが多かった。みんな美人には甘いな。
ただ気になったのが、こんなに重篤・ショックな症状なんだからたとえグレーでも補償の対象になるべき的な意見がいくつかあったこと。
確かに見た目がショッキングだし、この方もそうだと思うけど、私もだいぶ精神的にはダメージがある。 だからと言って、見た目の症状が派手だから色々吹っ飛ばして補償されるべきとは思わない。
ただ、きちんとデータは積み上げて検証できるようにして欲しい。

このワクチンはかなり免疫惹起性が高いようだ(ウイルスもそうだが)から、自己免疫素因のある人の潜在性疾患を発症(一時的かもしれないが)するんだろうと思っている。

これはそうなのかもしれないなと、かなり腑に落ちるコメントだった。

あと、急速に脱毛することは副反応でなくてもあるし、円形脱毛症は強く推奨される治療法がないので、たとえ病院にかかっていても進行を止められないことがある、円形脱毛症の場合はウィッグは保険適用にも医療費控除の対象にもならないのが辛い。

病気の治療の話 2

前回の続き

takenokago.hatenablog.com

今回は、漢方などを処方してくれるTraditional Chinese Medicine(中医学)で円形脱毛症治療を受けてみた話。 先に言っておくと完治はしていない。

日本で5年くらい治療して(長い、、)、最後1年くらいはなんとか完治はしていないけれど、ウィッグなしで暮らせるようになった。

その中で、海外に引っ越ししないとならなくなったため、医師に相談したところ、治療をやめたら一時的に悪化するかもしれない、と言われた。ただ少し調べてもらい、こちらの国でも同じ治療法をしている医師がいるので継続はできるかもとは言われた。
経験上、環境が変わると悪化している感じがするので、少し嫌な感じはした。

出発前には結構良くなってきていて、海外にきたことで気分も変わり完治するんじゃないかなという期待もあった。
しばらくは問題がないような気がしていたけれど、やっぱりじわじわ少しずつ悪化してしまった。

普通の病院に行ってもよかったのだけれど、前から漢方系の治療に関心があったのでそちらにチャレンジしてみることにした。
今住んでいる国では、Traditional Chinese Medicine(中医学)という漢方や鍼灸で治療をするクリニックが沢山ある。
別の国だけれど、友人の難病が、漢方等を使った治療を受けて改善したのを見たことがあり、びっくりするくらいの効果で治るんじゃないかという期待があった。

あとは、たとえ失敗したところで、死にはしない病気だと言うこともある。ブログで治療法を探してみても、漢方や鍼灸にチャレンジしている同病の人をよく見かける。決定的な治療法がないので、こう言ったものに患者が流れやすい疾病なのだと思う。

ただ皮膚科学会のガイドラインでは鍼灸治療は「行わないほうがよい」になっている。

日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AA_GL2017.pdf

鍼灸治療は有用か
推奨度:C2
推奨文:行わないほうがよい。

まぁダメ元でというのと、異文化体験だなというのとで、ネットで調べた脱毛症も治したことがあるとなっている中医学のところへ行ってみた。
診察で今までの病歴などを説明し、舌の色や手のひらを観察。
その後、鍼を打たれ、頭皮のマッサージをされ、漢方を処方された。
ひとまずお勧めもあり、1日2回漢方を服用し、1週間に一回通う、をちょっと間が空いたこともありつつ2ヶ月続けてみた。

今いる国の医療制度について詳しくはないのでよく分からないけれど、私が入っている外国人向けの医療保険では、ここでの治療費が一部カバーされた。
ただ、期待に反してというか、予想通りというか、ガイドラインは正しいというか、結局更なる悪化に歯止めはかけられず、通うのをやめた。
日本で受けていた治療と同じ治療が受けられるクリニックにかかることにした。

これでめちゃくちゃ効いたら、日本での5年何だったんだろうと思うな、とか、完治したらブログに書けるなとか期待していたけれど、結局効果が出なかった。
なかなか世の中そうそう上手くは行かない。まぁ漢方で画期的に治るかもという期待を潰せて、粛々と治療するしかないという諦めの境地に達することができたのは成果かもしれない。

(注)これは個人例で、中医学が良い、悪いではなく、私の病気には効果がなかったと言うだけの話。

病気の治療の話

円形脱毛症の治療記録。自分もいろんな人のブログを見て参考にさせてもらったので、少しでも誰かの役に立てば。ちなみに現時点で完治はしていません。

基本的に頑丈にできていて、出産時以外に入院したこともない。子どもも健康で、保育園から熱で呼び出されたことは1回もないし、病気で休んだことも片手て数えられる日数しかない。なので、子どもが休みすぎで職場で居場所がないとか、クビの危機とかがいまいち実感としてわからない。

慢性的な病気としては、子供の頃からのアトピーがあるけれど、大人になってからは人には分からない程度なので、ごく軽度なのだと思う。

ただ、子どもを出産した後から円形脱毛症が発生・悪化してしまった。元々、環境の変化によって小さい円形脱毛症ができたり治ったりを繰り返していたのだが、それとは比べ物にならないほどひどくなってしまった。蛇行型といって頭髪の生え際が帯状にぬける形。

ひどくなってきた頃、地元に脱毛外来がある皮膚科を運良く発見したのでので、通院し始めて、局所免疫療法(SADBE療法とも言うらしい)を受けた。ものすごく素早くは治らないけれど、本当にじわじわという感じで4年近くかかって完治はしないけれどだいぶよくなってきたかなというところだった。良くなったり、悪くなったりを繰り返し、本当にじわじわとしか治らなかったので、途中通うのやめようかなと思うこともあった。
近いことと、保険適用だったので金銭的負担が非常に少なかったことが続けられた理由。近所に無かったら無理だった。
もっとチャキチャキ効くものがあればよかったけれど、この療法が基本的には一番有効性を認められているものということと、注射はエリアが広すぎるのでちょっと無理そうと言うことで他に選択肢はなかった。

ちなみにひどい時はウィッグをかぶっていたので、ウィッグにはだいぶ詳しくなった。
ぶっちゃけ、かぶれば髪をセットしなくてもいいので楽といえば楽。ネットで高品質で可愛らしいものが、1万とか2万円とかで購入できると分かって、将来的に髪が全部なくなってもいいかと思えるようになったのは大きな収穫だと思う。
個人的にはリネアストリアがサイトの作りも含めて気に入っている。 ilovewig.jp

フルウィッグ→つむじあり前髪ウィッグと治ってきたのに合わせて切り替えた。ウィッグについて人に何か言われたことはない。気づいているけど言わないのか、気づかれていないのか、誰も私になんか関心がないのかは分からないけれど、意外とバレないような気はする。

今回、人生で最も酷く脱毛してしまったのだけれど、昔に比べたら辛く無かった。
学生時代とかは500円玉くらいが抜けただけでもう一大事だったし、友達にバレないか、人に見られてないかが非常に気になって大変だった。

今は、歳をとってきて、子どももいるし、れっきとしたおばちゃん枠に入るようになると、髪がちょっとくらいなくなってもいいかなと前よりは気にならなくなった。あと、5000円くらいのウィッグならネットでホイホイ買えるようになっているのもでかい。学生の頃はそんなにお金もなかったし、ネットショッピングもできなかった。インターネットがある世の中で本当に良かった。

こういう点では歳をとるのも悪くないなと思う。今は、ウィッグだってバレてもいいかな、友達には聞かれる前に言っておくかな、と思えるようになった。

長くなるので続く。

夜寝る前の名作ミステリー その3  死との約束 Appointment with Death

コツコツ読んでいるポアロシリーズ

takenokago.hatenablog.com

takenokago.hatenablog.com

今回はむしゃくしゃしたことがあり、一人海を眺めたあと近くのカフェで一気読みした「死との約束」
Appointment with Deathと「死との約束」って結構雰囲気が違う気がするけれどどうなんだろう。

オープンテラスのカフェで読んだので、舞台となっている暑さを痛感しながらの読書。パラソルの下、屋外でぬるい風に吹かれながら読書も良いものだなとしみじみした。
ポアロが出てこないことと、舞台が観光地ということでだいぶ雰囲気が違う。ペトラ遺跡がいまいちよくわかってないので画像検索で確認した。地理に弱い。

オリエンタル急行の時もあったが、「フランス人だからXXX」とか「イギリス人にしてはXXX」「アメリカ人はXXX」のような記述が結構多い。極東の読者なので、当時の読者にとってあるあるなのかどうかがちょっとよく分からない。2021年現在のそれぞれの国の読者にとっても依然としてその認識が納得いくものなのかどうかも機会があったら聞いてみたい。

後半、急いだ感があったけど、丸っと収まり、伏線は回収されすっきりした。

調べたらこれも今年日本で実写化されてた。知らなかった。 FODプレミアムに入れば見れるようだけれど、他の番組見たいわけではないので、1本単位でもアマプラみたいにレンタルできるなら見たかった。 www.fujitv.co.jp