スコールが降る前に

趣味はミニマリスト本を読んで捨てモチベあげること。

病気の治療の話 2

前回の続き

takenokago.hatenablog.com

今回は、漢方などを処方してくれるTraditional Chinese Medicine(中医学)で円形脱毛症治療を受けてみた話。 先に言っておくと完治はしていない。

日本で5年くらい治療して(長い、、)、最後1年くらいはなんとか完治はしていないけれど、ウィッグなしで暮らせるようになった。

その中で、海外に引っ越ししないとならなくなったため、医師に相談したところ、治療をやめたら一時的に悪化するかもしれない、と言われた。ただ少し調べてもらい、こちらの国でも同じ治療法をしている医師がいるので継続はできるかもとは言われた。
経験上、環境が変わると悪化している感じがするので、少し嫌な感じはした。

出発前には結構良くなってきていて、海外にきたことで気分も変わり完治するんじゃないかなという期待もあった。
しばらくは問題がないような気がしていたけれど、やっぱりじわじわ少しずつ悪化してしまった。

普通の病院に行ってもよかったのだけれど、前から漢方系の治療に関心があったのでそちらにチャレンジしてみることにした。
今住んでいる国では、Traditional Chinese Medicine(中医学)という漢方や鍼灸で治療をするクリニックが沢山ある。
別の国だけれど、友人の難病が、漢方等を使った治療を受けて改善したのを見たことがあり、びっくりするくらいの効果で治るんじゃないかという期待があった。

あとは、たとえ失敗したところで、死にはしない病気だと言うこともある。ブログで治療法を探してみても、漢方や鍼灸にチャレンジしている同病の人をよく見かける。決定的な治療法がないので、こう言ったものに患者が流れやすい疾病なのだと思う。

ただ皮膚科学会のガイドラインでは鍼灸治療は「行わないほうがよい」になっている。

日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドライン 2017 年版

https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/AA_GL2017.pdf

鍼灸治療は有用か
推奨度:C2
推奨文:行わないほうがよい。

まぁダメ元でというのと、異文化体験だなというのとで、ネットで調べた脱毛症も治したことがあるとなっている中医学のところへ行ってみた。
診察で今までの病歴などを説明し、舌の色や手のひらを観察。
その後、鍼を打たれ、頭皮のマッサージをされ、漢方を処方された。
ひとまずお勧めもあり、1日2回漢方を服用し、1週間に一回通う、をちょっと間が空いたこともありつつ2ヶ月続けてみた。

今いる国の医療制度について詳しくはないのでよく分からないけれど、私が入っている外国人向けの医療保険では、ここでの治療費が一部カバーされた。
ただ、期待に反してというか、予想通りというか、ガイドラインは正しいというか、結局更なる悪化に歯止めはかけられず、通うのをやめた。
日本で受けていた治療と同じ治療が受けられるクリニックにかかることにした。

これでめちゃくちゃ効いたら、日本での5年何だったんだろうと思うな、とか、完治したらブログに書けるなとか期待していたけれど、結局効果が出なかった。
なかなか世の中そうそう上手くは行かない。まぁ漢方で画期的に治るかもという期待を潰せて、粛々と治療するしかないという諦めの境地に達することができたのは成果かもしれない。

(注)これは個人例で、中医学が良い、悪いではなく、私の病気には効果がなかったと言うだけの話。