スコールが降る前に

趣味はミニマリスト本を読んで捨てモチベあげること。

BEASTARSとおしりたんてい

最近、Unlimitedで1巻目読んでから止められず、戦略にはまって全冊買いしたのがBEASTARS
www.akitashoten.co.jp 個人的には学園物で部活とかでわちゃわちゃしているところや、全寮制ということでハリポタ感あるところが好きだったので、レゴシが学校辞めてからはちょっとテンションが下がった。でも完走した。
犬部屋の話は、好きな人が多いだろうけど、やっぱり一番和む。(個人的に未だに意図がつかみかねているのがレゴシ祖母の行動。納得が行かない。)



と、そんなビースターズ読み終わったばかりのある日、子どものために「おしりたんてい」の新しい本を読んでいた。こちらで買うと高いので日本で買って荷物を送る時に一緒に入れてもらった。

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この本には2話目に同時収録の「ブラウンのものがたり」が入っている。助手のブラウンの過去の話なのだが、そもそも始まりから「この頃は喋れなかったし」とブラウンが思い出を語っていて不穏な感じがする。

読んでいくとわかる衝撃の事実が以下の通り(ネタバレあるかもしれないです。注意してください。)


* わんころ警察学校に入るまで生徒の犬は洋服を着ていないし、喋れない、二本足で立てない!!


今まで目についたおしりたんてい本を適当に買ってきたので、出版順に追えていないけれど、個人的には以下のように「おしりたんてい」ワールドを理解していた。

  • 基本人間はいない (例外が今の所おしりたんていとかいとうU位だけど、どちらも頭があのままっぽいのでトイレカテゴリだと思っている)

  • 動物が二足歩行で洋服を着て、同じ言語でコミュニケーションが取れる (ダンゴムシカニなどもいる。あまり種別ごとの大きさにはビースターズほど拘ってない。)

  • 小さい子供の時から上記の前提は一緒 (コアラちゃんとその友達など)


ということで、そうなると学校に入るまで(特殊訓練校っぽいので入らなかった場合もある)裸で言葉が喋れない犬が、子供のうちから洋服を着て二足歩行して喋ったり遊んだりしているコアラの傍に存在することになる。

そもそも今、助手として吊りズボンで帽子かぶって活躍しているブラウンが、数年前(おしりたんていの見た目がそれほど変わってない)に洋服きているおしり探偵の脇で普通の犬の格好で写真に写っているというのが衝撃すぎた。
かなりの訓練をしないと二足歩行ができないし、衝撃的なことがないと言葉が喋れるようにならない犬達。
いやこれ、学校入れたかどうかで大きく変わる階層問題とか、被差別グループ問題とかになるんじゃ!!とビースターズ脳になってるのでごちゃごちゃ考えてしまった。

あと警察犬からの発想だとは思うけど、警察官が全員犬(確か)で占められているので、警察官になった別種族のマイノリティ問題とかでも1話できそうだなと思った。そういえば、警察官達がダッシュし続けないと爆弾破裂する話でも、誰も四足で走ってなかったな。そっちの方が速そうなのに。

色々考え込んでしまった隣で、1話読み終えた子どもは静かに眠りについた。いや、でも、モヤモヤする設定だな。