スコールが降る前に

趣味はミニマリスト本を読んで捨てモチベあげること。

Kindle Unlimitedで絵本を読む

Unlimitedで絵本も読めるのか、と気づいて、こどもの夜の読み聞かせ用にダウンロードしてみた。 レビューも何個かあるので、いいかなと思って選んだのがこれ。

ウンチをしない王女様 | 鴻上きのこ | 絵本 | Kindleストア | Amazon

ご多分にもれず、「うんこドリル」とか「おしりたんてい」とか大好き幼児なうえ、日本の絵本はこちらで買うと高いので、チャレンジしてみたかったのもある。いい感じだったら活用していきたいなと。

普段は日本から持ってきた「おしりたんてい」を繰り返し読まさせられて、かなりこちらが飽きてきている。おしりたんていは、文中に出てくる難しい単語「近衛団(このえだん)」等が自然な形でちゃんと説明されるところが気に入っている。近衛団って何?って聞かれても答えられない。

そして、「ウンチをしない女王様」をダウンロードしてみて気づいたけれど、自費出版でハードカバーでの出版はされてないものと思われる。

今回読んでみて、ちょっとUnlimitedで絵本を選ぶって言うのは玉石混合でハードル高いなと思った。レビュー数も全体的に一桁台が大半だし。
今回は以下の点が気に入らない。

  • 絵本は(小学生向けでも)、絵+文字で1ページか、見開きで絵1ページ+文字1ページのセットが基本だけれど、文字のみで複数ページ進む。

  • とにかく文字レイアウトがいけてない。ジョブスなら発狂するレベル。フォントが絶望的に美しくないし、文字の行間が詰まりすぎている。開いた瞬間読むのやめようかと思った。こどもはあんまり私が文字正しく読んでいるか気にしない派なので飛ばし読みした。

  • 漢字が多すぎるし、ふりがなもない。

  • 絵本として日本語がこなれていない。意味のない描写や、会話で済ませて欲しいところにくどい説明が入る。

  • 悪人が悪人すぎて(かつ何の罰も与えられず)面白さがない。いやそもそもちょっと変態的すぎる。「うんち」に食いついたこちらが悪いけど。



Kindle Unlimitedはこの前も失敗したけど、自費出版かどうかでフィルタリングできる機能が欲しい。

takenokago.hatenablog.com

そして、やっぱり出版社のセレクションを通り、プロ編集者に手がけられた絵本はやっぱりレベルが全く違うんだな、と見直した。
日本から、自分が小学生の時に読んでいた、こまったさんシリーズとかをちょうどこどもが該当年齢になるかなと思って何個か持ってきている。

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やっぱりプロの技は違うなーと思う。あとは、ジェンダーへの配慮とかだいぶ前の時代でもちゃんとしていて驚いた。絵も話の筋も何十年たっても変わらず楽しめる。このシリーズ展開が似ているので、それはそれで微妙感はあるけれども。

ハードカバーでちょっと黄ばんだくらいで、読む分には何も支障がないので、もしやこれは孫の代まで使えるんじゃないかとちょっと思った。自分がこどもの頃のおもちゃとかの持ちの良さにびっくりする。母親が取っておいてくれたのも偉いけど。 ミニマリスト志向しているけど、この部分はちょっとマキシマリストになった方が良いのではないかと、悩んだりもする。