スコールが降る前に

趣味はミニマリスト本を読んで捨てモチベあげること。

"Evidence of the affair" Kindle Unlimitedで洋書多読

もうちょっと生産的に時間を使わないとなーとか急に意識高いこと思いついたの時にちょうどKindle Unlimitedで英語多読がおすすめされていたので、洋書読んでみることにした。

Kindle Unlimitedの一押しはHarry Potterのようだけど残念ながら英語版のめちゃくちゃ厚いペーパーバッグは家に全巻揃っている。Harry Potterは全巻読んでTOEIC100点くらいは上がった気がするので、おすすめ。これ読めるだけでUnlimited契約する価値ある気がする。

自己啓発系の本とかビジネス系の本が多い中、ちょっと娯楽に寄せたいなと思って選んでみたのがこちら。

www.goodreads.com

思ったよりも面白かったのでおすすめです。




----以下あらすじとややネタバレ込みの感想--------
Carrieが、自分の夫のKen宛の浮気相手からの手紙を家で発見した件について、手紙の差出人Janetの夫:David(全く知らない人)に手紙を送るところから始まる、手紙だけで構成されている話。舞台は1970年代後半のアメリカ。
書体も差出人(Carrie、Ken、David、Janetの4人の手紙が出てくる)ごとに変わるのでわかりやすい。

1970年代になっているのは携帯電話もeメールもWhatsAppもLINEもFacebookもない世界だからなのだろうか。2021年の時代からみると緊急事態の手紙の返事が数日後とかもどかしすぎる。公衆電話に電話をかけに外出するのを怪しんだり、手紙がないか漁ってみたり、レシピ本の間から手紙を発見したり、証拠発見も隠滅も連絡も居場所チェックも全てスマホ一つで済んでしまう2021年から見ると牧歌的で羨ましくもある。

ただそんな中でも、恐る恐る知らない人同士が距離を少しずつ詰めて行く様子は今と変わらず、むしろリアルタイムなレスポンスが得られない分手探り感が強い。
一歩踏み込みすぎたかと反省する様子、あえて攻め込んでその理由を説明する様子、相手の返事が待ちきれず言い訳してしまう様子、親密さがますごとに文末の挨拶が変わる様子、言葉を選んで相手を思いやる様子など手紙一通一通に込められた時間と思いを想像させる作りになっていて面白い。

手紙の形なので一通単位ではそれほど長くなく、基本は浮気した配偶者について情報交換をしあうという話なので、難し単語もなく簡単に読めるので夜寝る前に読むのに良い感じ。こういう感じのもっと青春系の話とかが英語の教科書にあったらよかったのにな。手紙のフォーマットの勉強にもなるし。






----最後にネタバレ------



いや、とある人の妊娠させ力すごいなと。