ユーラシア大陸横断
週末、暇だったのでKindleで読むもの探してたら見つけたのがこちら。
珍夜特急1―インド・パキスタン― | クロサワ コウタロウ | 日本の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon
表紙の装丁も含めてまんま深夜特急じゃんと思って、スルーしようとしたけど、レビューの評価が高かったので読んでみた。
ら、うっかりハマってそのまま6巻まで読了。
1999年頃の話なので、多分作者と同年代。
深夜特急読んで感銘を受けて、シンガポールからタイまでバックパックしたり(チキンなので最低でも一泊1000円以上のホテルにしか泊まらなかったけど)、船で中国まで行ってぐるっと回ったりした大学時代を思い出した。
あの頃、インターネットはあったけど、スマートフォンはなく、ガラケーはあったけどSIMなんてものはないので海外では携帯を借りるか、インターネットカフェに入ってメールやMixiを確認してたな、と似たような記述に記憶がバーっと戻ってきた。
深夜特急との比較も含めて思ったこと
英語
- 珍夜特急でもよく、日本人が固まりがちみたいなのがよく出てくるけど、やっぱり言語の壁ってでかいよなと思う。深夜特急は相当昔によんだままだから記憶ないけど、英語に困った記述がなかった気がする。どこで習得したんだろう。
この人は ちょいちょい英語の苦労や、どれだけ上手くなったのかの記述があって、興味深かった。英語頑張ろう。
- 珍夜特急でもよく、日本人が固まりがちみたいなのがよく出てくるけど、やっぱり言語の壁ってでかいよなと思う。深夜特急は相当昔によんだままだから記憶ないけど、英語に困った記述がなかった気がする。どこで習得したんだろう。
地図
- 昔、旅行した時はそういえばバスに乗る時はバスの運転手に行きたいところ伝えて降りるところ教えてもらったり、必死で周りの建物みたりしてたなぁと思う。どこに行くバスが何番で、何時かを調べるのだけで時間かかったし。
今、都市だとほぼGoogle mapで事足りるからな。バスが便利な国なので頻繁に乗るけど、どこ降りるかやルートの確認も全てGoogle map依存なので、ないとバスは乗れない。一度、携帯会社の手違いでスマホの4Gが死んだ時は絶望した。
バイクでの旅なので珍夜特急では、地図見たり、道に迷ったり、大きい町では該当するものを見つけられなくて困ったりの記述が多いけど、今同じことしたらその辺の問題は簡単にクリアできそう。 紙の地図ってそういえば売れなくなったと聞くし。
- 昔、旅行した時はそういえばバスに乗る時はバスの運転手に行きたいところ伝えて降りるところ教えてもらったり、必死で周りの建物みたりしてたなぁと思う。どこに行くバスが何番で、何時かを調べるのだけで時間かかったし。
アジアからヨーロッパに移動すること
ミレニアムの頃
- 深夜特急はいつ頃の話だったっけかかなーと思ったらWikipediaには1970年代前半とあった。珍夜特急が2000年1月1日に帰国便に乗るので25年くらいの違いか。
2000年頃の日本はまだ、アジアに行くと存在感があったなと思い出す。SonyやToyotaなどの圧倒的な日本企業の存在感があったし、日本製品に対する信仰みたいなものもあったし、なんだかんだ言っても日本の方がいろいろな面で進んでいるなと思ったりもした。物価の違いもあったし。
そう思うとこの20年で(30年かな)いろいろなところで、日本のポジションというのが没落してしまったんだな、と少し寂しくなった。家電も日本製の方がいいかって言われたらそうでもないし。
- 深夜特急はいつ頃の話だったっけかかなーと思ったらWikipediaには1970年代前半とあった。珍夜特急が2000年1月1日に帰国便に乗るので25年くらいの違いか。
インターネット
- 深夜特急と珍夜特急があまり雰囲気変わらないなと思う一方、珍夜特急と現在は、実際旅したら大きく変わってるんだろうなと思う理由がインターネットおよびそれに付随する機器・システムだと思う。
今は持ってきたスマホのSIM差し替えるだけで通信できるし(金さえ払えばそのままでもできるし)、フリーwifi繋がればSIMすらいらない。 地図もそうだけど、地球の歩き方がなくても旅行には困らない。
珍夜特急ではホテルやユースが空いてるかどうか、どこにあるかを調べるのに苦労しているけど、ネットで大概確認できるし、予約もできる。
途中通り過ぎてた荒野みたいなエリアでも多分携帯はつながるようになったと思う。なんなら日本よりITが浸透して使われているんじゃないかなと。リープフロッグですね。
ja.wikipedia.org
今思うと、よく大学生の自分、地球の歩き方以外のホテルの情報もなく、google mapもなく、そもそも携帯も持たずに友達とはぐれず旅行できたなとびっくりする。
- 深夜特急と珍夜特急があまり雰囲気変わらないなと思う一方、珍夜特急と現在は、実際旅したら大きく変わってるんだろうなと思う理由がインターネットおよびそれに付随する機器・システムだと思う。
なんとなく海外に長期旅行していると、何か人とは違う、価値あることをしている、資本主義の消費社会から飛び出すことができた、と錯覚できて高揚したなと思った。タイで夜に外でビールかなんか飲んでいた時に、自分は自由だと圧倒的な開放感を覚えた。
お金さえ出せば簡単にできることなのに。
その頃の気持ちとか、大学生ならではの全能感とか未来がずーっと続いてる感じとかを思い出せた。
また、あんな風に感じることがあるのかな。子供の手が離れたら、年取っても、雑踏の中に設置されたお店のプラスチックの椅子に座って、ぬるい空気の中、ビール飲んで自由って最高だなと噛み締められるのかな。 そうだったらいいけど。
コロナがどうなるかわからないけど、もっと後からこの本読んだら、コロナじゃない頃はこうだったのか!!とさらに驚けるかもしれない。
深夜特急をWikipediaで調べたら、大沢たかおのドラマの話が載ってた。そういえばやってたな。かなり好きだった。
アマプラかどっかで見れないのかな。